古式絵画作品展
きょう(18日)から23日(木)まで井原市民ギャラリー(井原町の田中美術館隣)で、文化財修復家 久安勝士氏(笹賀町出身 55歳) の古式絵画作品展が開催(写真)されています。久安氏は、田中美術館の作品の修復を手掛けると同時に、国内の国指定の重要文化財などの作品の修復を行っています。案内ハガキに書かれている文章をそのままを紹介しますと”文化財修復に携わるためには、高度な技術、そして哲学や倫理観が要求されます。様々な時代の技法(骨描き、彫塗、繧繝、隈採、運筆、得筆、模写、臨写、金箔、裏箔、裏彩色、載金、砂子)を体得する最中、描きためてきた作品を御高覧いただければ幸です。”とあります。このたびは23点の絵画とその他壷など数展が展示されています。古式絵画といわれるように、今まであまり観た事のない独特の作品が展示されています。ちょうど私が伺ったときには、熱心な方が来られており、上記の技法について質問され、久安氏は技法のすべてについて展示している絵画の中でのその技法を示し、本当に丁寧に説明(解説)されていました。23日までですので、一人でも多くの方が足を運ばれることをお勧めいたします。
10年09月18日|お知らせ.
森本ふみお コメント: コメント募集中