日本共産党高梁市委員会(三上孝子委員長)と党市議団(難波英夫、石部誠両市議)は9月8日、高梁市がJR備中高梁駅前に建設を予定している新しい中央図書館・公共複合施設の管理運営をについて、指定管理者制度による民間委託でなく直営にするよう近藤隆則市長と平田守教育長に申し入れました。
申し入れ書では、「教育機関である図書館を企業の営利活動の対象にすることは、公教育の責任を放棄するもの」であること、「公共施設内での委託業者による書籍販売などを容認することは、地元書店業者の深刻な経営の圧迫をもたらし、地域経済発展に逆行するもの」と指摘しています。
そして、教育委員会、図書館協議会、図書館運営等研究委員会、市議会をはじめとする関係団体・グループからの意見・要望をあらためて聴取・協議して新図書館の駅前建設の再考とともに、当面、民間委託対象業者「CCC(株)」との協議を直ちに中止し、民間委託の見直しを強く求めています。
なお、いま開催中の9月市議会でも石部誠党市議が一般質問でとりあげ、市民からの共感の声が寄せられています。
高梁9条の会(代表世話人・靍理恵子氏ら5人)は、憲法9条の「9」にちなみ、9日午前9時9分から、「憲法9条を守り生かそう」の決意をこめ、15寺院でいっせいに「平和の鐘つき」を行いました。
「平和の鐘つき」は、毎年同じ日時に行っているもので今回で5回目。
この日、各寺院には、会員、市民ら合わせて88人が参加し、戦争で犠牲になられた方々への黙祷をささげたあとみんなで9つの鐘をつきあいました。
各寺院では、住職から「平和の鐘つきは有意義なこと、これからも継続してほしい」、「戦争を2度とさせてはなりません」などと語られました。重源寺(川上町)では住職が「兄も戦争の犠牲になった、思い出すと心が痛み無念でならない、私たちは宗門(真宗大谷派)あげて『不戦決議』をしています。みなさんと思いは同じです」と挨拶。ほかの寺院の住職からも「安倍さんの言動を見ていると気分が悪くなります」「武力では平和になりません、いまの政治の流れに警鐘を鳴らしましょう」などと語られ、「会の活動に使ってほしい」と募金を寄せられた寺院もありました。
また、参加された市民からは「家を出るとき孫に『あんたが戦争に行かんでもえぇように鐘をついてくるから』と言って来ました」「平和の鐘つきはすばらしいこと、日本中のお寺で一斉に鐘をつき、参加者ももっと増えればいいですね」などとそれぞれの思いが語られていました。
【平和の鐘つきにご協力いただいた寺院と参加者数】 (順不同)
協力寺院
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住 所
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参加者
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協力寺院
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住 所
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参加者
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※高梁9条の会は、9月27日(土)に108回目の共同行動(成羽地域の各戸を訪問して宣伝・対話・署名)を予定しています。【会事務局:小阪記】