2007/5/20 日曜日

3人の参院選挙区候補の討論会ひらかれる

Filed under: 日本共産党, 地域の話題, ご報告 — seibu-tiku @ 20:23:20

pict0287.JPG

19日、倉敷市内で3人の参院選挙区候補と田原総一朗氏との徹底生討論会がおこなわれました。

(社)倉敷青年会議所が「国民の無関心をやっつけろ!!」のテーマで主催したもの。「この参院選の意味するもの」と題した記念講演をおこなった田原氏が、自民党・片山虎之助氏、日本共産党・植本完治氏、民主党・姫井ゆみ子氏の順番で個別に討論をおこないました。テーマは「地方分権」「格差社会」「教育」「憲法改正」の四つです。「格差社会」について、片山氏は「自由主義経済だから仕方がない。拡大と固定化させないことが重要だ」と述べました。植本氏は、「規制緩和で、働くルールがこわされたのが原因だ。最低賃金をせめて1千円にするなど、政治の責任で生活保障することだ」と述べました。姫井氏には、問われませんでした。「憲法改正」については、片山氏は「自民党結党以来の悲願だ。自衛隊を、外国では“軍隊である”、国内では“軍隊ではない”というのはおかしい。憲法九条を変えて、自衛隊を自衛軍として明記する」と述べました。植本氏は、「改憲の目的は、アメリカの先制攻撃に自衛隊を参加させることにある。憲法九条を守る一点で、国民との共同を強める」と述べました。姫井氏は「民主党の立場は創憲だ。今の九条に、国連決議にのっとった自衛隊の海外派遣の条項を加える」と述べました。田原氏から、「自民党は保守で、共産党は革新だが、民主党はどちらか」とたずねられた姫井氏は、「改革派です」と答えましたが、「小泉さんも改革派だ」とかえされ、自民党との違いを鮮明にできませんでした。田原氏は、京都大学の故高坂正堯氏が生前、たびたび「憲法はしびれるよなあ」と絶賛していたことを紹介し、「政治家に必要なのは、命がけのパッション(情熱)だ」と結びました。(マスコミ関係者以外は、討論の妨げにならないよう撮影、録音、録画が禁止されていましたので、開会前のステージの写真を掲載します)

コメント (3) »

  1. おもしろい企画でしたね。共産党の政策も鮮明になったみたいですし。鳥取でもやらないかな~。

    コメント by yonago2 — 2007/5/20 日曜日 @ 23:00:18

  2. yonago2様

    ほんとにおもしろい企画でした。05年総選挙は、小選挙区で自民党は1区と5区でしか勝てず、2区と4区は民主党が勝ちました。おまけに民主党の小沢代表がこの参院選に向けて、姫井氏とあわせて、前日本青年会議所会頭の高竹和明氏を比例候補として擁立させた経緯があります。市民グループだけでは、田原総一朗氏を呼ぶのはむずかしいですものね。

    コメント by 坪中 明久 — 2007/5/22 火曜日 @ 14:51:14

  3. なるほど、舞台裏はそうだったんですか。

    コメント by yonago2 — 2007/5/23 水曜日 @ 21:44:39

コメント RSS トラックバック URI

コメントをどうぞ