いまが旬「まいたけ」の収穫
岡山県高梁市玉川町の堀是市さん(79)宅ではいま、「まいたけ(舞茸)」の収穫で大忙しです。(写真)
堀さんが栽培している「まいたけ」は、180㎡のハウスで約300㎏収穫。
高梁市内のマイタケ栽培農家は、唯一堀さん宅だけです。収穫された「まいたけ」は市内の農産物直売所やスーパーなどで販売され人気抜群。市外・県外からの注文もあります。
堀さんに「まいたけ」という名前の由来を聞くと「食べたら舞い踊るほど美味しい」ので『舞茸』とゆんじゃ」と笑いながらの説明。「もう歳じゃけえ、いつまで続けられるかわからんが、みんなに喜んで食べてもらえるのでがんばっとる、それが生きがいじゃ」。その言葉に妻の安子さん(72)も笑顔でうなづかれていました。
「まいたけ」は、サルのコシカケ科の食用キノコで、もともとブナ科の樹木の根株に生えますが、発生が少ないので、昔は「幻のキノコ」として珍重され、一般消費者にはなかなか口に入りませんでした。しかしいまでは、人工栽培技術が進み、大衆食品として消費は盛んになっています。
「まいたけ」は、香りに優れ、また歯切れも良く、ほとんどの調理法でおいしく食べられます。例えば、炒めもの、天ぷら、炊き込みご飯、吸い物、どびん蒸し、ホイル包み焼きなどなど・・・。
また、タケに含まれている成分は、ビタミンDやミネラル、植物繊維に富み、たんぱく質分解酵素もあり身体の免疫を高めるなど、さまざまな効果があるとされています。