高梁9条の会は7月23日午前、市内落合町阿部地域の各戸を訪問して、市民へのアピール「憲法9条守る一歩をあなたもご一緒に」を掲載した会のニュースを配りながら対話し、署名を訴えました。
この共同行動は毎月展開しているもので今回で72回目です。
共同行動には炎天下、小柴健男代表世話人をはじめ会員10人が参加。2人1組で約1時間訪問活動し30筆の署名が寄せられました。高梁9条の会に託された署名累計は8,576筆になり、目標(有権者の過半数)の59%に達しています。
共同行動では留守宅が多い中、在宅のほとんどで、こころよく署名に応じてもらいました。
特に、家族で相談したあと揃って署名する人、「年金が減って困ります」」と政治への不満を語りながら署名する人、チラシを読んだあと納得して署名する人もおられました。
一方「私は改憲論者。もともと今の憲法はアメリカがつくったもの。竹島や尖閣列島などを守るためには強力な軍隊が必要だ。平和外交では朝鮮や中国の思うがままになってしまう。私は自民党の阿部のシンパだ」という人(60歳代男性)と対話しましたが、意見の一致はできず、署名に至らないないケースもありました。
なお、次回73回目の共同行動は8月28日(日) 午前9時30分から、有漢町地域の各家庭を訪問して「宣伝・対話・署名」活動を行う予定です。
映画「いのちの山河」試写会のご案内
今年10月2日に高梁総合文化会館で、映画「いのちの山河」が上映されます。
この映画は ”いのちに格差があってはならない”と、今の行政に鋭く問いかける感動
のドラマです。つぎのとおり、本上映に先立ち試写会が開かれます。
どなたでも参加できますのでぜひご参加くださるようご案内いたします。
記
◇と き 2011年7月27日(水)
午後6時30分から
◇ところ 高梁市文化交流館 講座室(3階)
◇主 催 上映実行委員会(委員長・根本尚史高梁歯科診療所長)
※高梁9条の会も加入しています。
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高梁9条の会は7月6日、東日本大震災で復旧・復興に奮闘している岩手県陸前高田市に救援募金88,270円を手渡しました。 この募金は、会が毎月取り組んでいる、9条を守るための「宣伝・対話・署名」の共同行動と、結成6周年市民のつどいなどで訴えて市民から寄せられた貴重な浄財です。
寄せられた募金は、自治労連岡山県本部の呼びかけで救援ボランティアに参加した高梁市職労書記・内田みどりさん(高梁9条の会世話人)から戸羽 太市長に直接手渡しました。
高梁9条の会世話人から戸羽 太市長に直接手渡しました。
戸羽市長は「ご遠方からのご支援ありとうございます。高梁市の9条の会のみなさんによろしくお伝えください」とお礼のことばが述べられました。
(高梁の9条の会事務局担当世話人・小阪洋志)
「2011原水爆禁止国民平和大行進高梁地区集会と行進が7月20日夕、市役所前の正宗公園と市街地で行われました。(主催は、原水爆禁止高梁地区協議会の呼びかけによる実行委員会) 集会と行進には「核兵器禁止条約の交渉開始を」「原発ゼロへ」「憲法9条を守り生かそう」「ストップ!消費税増税」などと書いたプラカードや参加団体の幟旗を持って10団体・50人が参加。 主催者挨拶に続き、高梁市職・医療生協労組・高教組などの代表がそれぞれ決意表明し、「全国の草の根の運動と連帯して、非核の日本、戦争も核もない平和で公正な世界をめざそう」との決議を採択しました。 集会後、宣伝カーを先頭に市街地を行進。行き交う市民に「核廃絶」を訴えました。
なお、平和集会には、近藤隆則市長と三谷 實市議会議長からのメッセージが紹介されました。 (実行委員会事務局・内田みどり)
6月16日出発で、岩手県宮古地区へのボランティア派遣に行きました。3名で朝から出発し、車で向かいました。高速道路には警察車両が列をなしてひっきりなしに通り過ぎていきます。東北道に入ると、補修の跡が目立ち、道路がうねっているのが分かります。現地宮古地区委員会には、翌日昼に着きました。
紹介を受けた後に、先発隊の岡山地区や島根県のボランティアの方と合流し、赤前地区にある仮設住宅へ、支援物資を届ける作業を手伝いました。ここには前の週に森脇・氏平県議が入って要望を聞いて回ったところです。地区から持って行ったカレンダーも間に合いました。前日に「全国から届いた支援物資を届けます。要望も聞きますので○○時に伺います。米・水や衣類、食器など」と簡単なビラもまいていたこともあり、着いた時にはすでに人がよく集まっていました。持って行った車一杯の物資はあっという間になくなり、特に衣類ではジャージが「部屋着で使える」と好評でした。要望もよく出てきました。「結露がひどくて」「電気代が自分持ちなので、エアコンはあるけれど扇風機が要る」「ミシンや乾燥機など各家庭でなくても、この仮設団地に何台か欲しい」など。特にこの赤前地区は、「小学校区全域が流された地区で、商店はなく、再開された、また被災を免れたスーパーなどへは車でも20分かかる場所にあるので、お年寄りはもちろん、車も全部流された人たちにとってはとても苦労している」との話もききました。
街の様子は、意外と”整然”としています。宮古市は比較的がれきの撤去がすすんでいて、車や船はもちろん、土台をのぞいてほぼ何もない状態にしてあります。海岸の国道を走ると全ての湾の集落が全部そんな状態でした。防潮堤はすべて乗り越えられていて壊れています。あちらこちらに仮設住宅ができ、一見すると復旧が進んでいるように見えますが、物資は本当に足りません。コミュニティ全部(店舗など)がまるごと流され、避難所や仮設住宅にいる方は特に買い物難民、物資不足になっているとのことでした。特に仮設住宅に移った人から一様に、「援助が打ち切られる」という相談があるそうです。
岡山から持って行った物資はトラック一杯でしたが、1週間でほぼなくなっていました。新たな要望もさることながら継続的な支援が求められます。米や食糧はまだ要望が来るだろうと言っていました。食器も仮設住宅の建設がすすんでいる中で足りません。ご協力をお願いします。
宮古地区に入った当日、初めてであろう漁がおこなわれて船が漁港に入っていました。市場ではセリも始まりました。養殖など、復興が一向にすすまない問題も多々ありますが、現地の方はがんばっています。また、岩手でも牧草から放射性セシウムが検出されるなど原発の影響が出てきています。青森六カ所村からは200キロで、特に海への汚染に関心が高かったです。また、島根原発のことを逆に心配をしてくれました。(同日に島根・出雲のボランティアが入り、同行しました)
宮古地区の田中地区委員長さんは市議です。また、復興特別委員会の委員長も務められるなかでさまざまな提案を第2次提言をもとにして、実現しているものもあります。仮設住宅について、ほぼ100%集落ごとの入居ができているそうです。帰途に、海岸線を南下し、釜石市まで状況を見ながら走りましたが、山田町、大槌町、釜石市と瓦礫や車の残骸、打ち上げられた船など放置されていたり、衛生的にも泥も出されずに腐臭もしているさらに悲惨な状況でした。やはり、党勢の大小が復興のスピードに反映されているということも、改めて実感しました。
先日、読者訪問の帰り道のこと。子どもたち8人が、ため池のまわりでにぎやかに遊んでいました。約6m四方のため池の柵越しに、細く短い木や竹の棒の先に1.5m前後の凧糸を垂らしているのです。(写真)
「何か釣ってるの ?」「ザリガニ !」「釣ったザリガニはたべるの?」「食べたらかわいそうじゃわ、あとから池に戻すの」
見知らぬおじさんに、テキパキ答えてくれた女の子は小学4年生。
「ザリガニ釣りで一番楽しいことは何?」「色がきれいだし、かわいいから」。
隣で釣っていた男の子が「エサに抱きついくるんで、ゆっくり釣りあげるときが楽しい!」
話をしているあいだも、次々と”抱きついたー! 釣れたー!”の喜びの奇声。釣りあげたカニは赤茶色で胴体は10㎝程度。(写真)
釣りのエサはカニの大好物のスルメ。子どもたちは、1センチ角ほどに切ったスルメを凧糸でくくり、水の深さ20~30㎝の池に垂らします。
この日釣ったカニは、約30分ほどで28匹。
最後がハイライト。玉入れの時に玉を数えるように、全員で「1ぴき―、2ひき―、」と高らかに声を出しながら、バケツから1匹づつ取り出して池に返すのです。しかも小さい子から順番に。これがいい。小生もうれしくなって、子どもの頃を思い出しながら唱和。
帰り際に聞いてみた。「ゲーム器で遊ぶのとどっちが楽しい?」。みんなてんでに「ザリガニ釣り!」。ホッとしました。
それにしても、いまの子どもたちは「どんな小さな川でも大人ついていないと子どもだけで絶対に遊んではいけません」と学校から達しがでいるので魚釣りもままなりません。
また思い出したました。その昔「学校から家に帰るやカバンを投げ捨てるように、友達と毎日魚釣りに行っていた。こんな楽しいことはなかった」ことを。
高梁9条の会と自治労連岡山県本部書記部会の9条の会は6月18日午前、高梁市役所周辺の町内を各戸訪問して、市民へのアピール「みんなで守り生かそう ! 憲法9条」を掲載した会のニュースを配り対話し署名を訴えました。また、この日「わくわく子どもフェスタ」でにぎわっていた商店街でも活動しました。
高梁9条の会の共同行動は毎月取り組んでいるもので今回71回目です。
共同行動には、泉代表世話人ら9人と県本部と岡山、倉敷など8市職労の書記13人が参加。約1時間で119筆の署名が寄せられました。
これで高梁9条の会に託された署名累計は8,546筆となり、当面の目標・有権者の過半数の59%になりました。
◇ ◇ ◇
署名の訴えに対して、ほとんどの市民が快く応じてもらいました。
ある訪問先では「そりゃぁごくろうさんです。9条は守らにゃぁいけますもんですか」(60代女性)と力強い言葉に会員は大きなパワーをもらいました。また、商店街通りでは、うどんや手づくりおやつなどの小店を出しているお母さん方が忙しい中、本人だけでなく隣の人へも署名すすめる姿がありました。
一方、「私は9条変えることに賛成なので・・」「よくわからないので勉強しときます」と主張される人もありました。
また、行動に参加した書記さんからは「地域の人の”味”を感じた。対応が温かい」「会のことを知っている人が多く、継続した活動が根づいていると思った」「高梁の会員の署名趣旨の説明の丁寧さに感心し勉強になった」「初の個別訪問活動だったので心配していたが、対話ができ署名もしてもらえてよかった」などの感想が寄せられました。
◇ ◇ ◇
次回72回目の共同行動は、7月23日(土) 午前10時~(市職労事務所集合)の予定です。
ぜひ、ご参加ください。(落合町阿部地域を各戸訪問して宣伝・対話・署名)
高梁市内の書道愛好家で組織している「松山書道会」(小阪志峰会長・)が6月4~5日の両日、高梁市文化交流館でかれ市内外から多くの人が鑑賞しました。
今回で6回目の習作展は、会員(35人)だけの作品でなく、会員の教室生の作品も含め小学校1年生から88歳までの68人が、漢字・かな・実用書・刻字などの力作118点が展示されました。
作品の中には、大震災による被災者への思いを寄せた作品(写真)も掲げられ、訪れた人の目を引いていました。
高梁9条の会は5月22日、高梁総合文化会館で「結成6周年記念市民の集い(兼総会)」を開き会場いっぱいの約115人が参加しました。
集いでは、東日本大震災で亡くなられた方々への黙祷をしたのあと、市役所会員有志が作詞作曲した「高梁9条の会の歌」を元気に合唱して開幕。
総会では、会員が個人・団体あわせて115人になったこと、会に寄せられた憲法9条を守る市民からの署名が8,416人になり、目標(有権者の過半数)の58%に達したこと、さらに「高梁9条の会」の草の根の市民組織として地道に継続した活動が認められ、高梁市から「文化団体」として認定されたことなどが報告され大きな拍手につつまれました。
そのあと、市内中井町在住の石川操さん(88)が「私の戦争体験」の話を、元広島市長・平岡敬さん(84)の「核廃絶と憲法9条」と題する記念講演がありました。
また集いでは、 高梁市民へのアピール「憲法9条を守る一歩をあなたもご一緒に」を採択しました。
さらに集いでは、参加者から東日本大震災救援募金が13,735円、会への活動募金として11,325円が寄せられました。なお、この集いに、高梁市の近藤隆則市長、平田守教育長、三谷實市議会議長から激励のメッセージが寄せられるとともに、山陽新聞や地元の吉備ケーブルテレビからの取材がありました。
◇ ◇
集いの参加者からは「鮮明に覚えておられる戦争体験を聞かせていただき感謝します」 (50代男性)、「私たち若い世代への戦争体験の話は貴重です。来年もお願いします」 (30代女性)、「原発と安保について知らなかった内容を聞き、危険なことが納得できました」(50代性)、また、「お二人の話を聞いてあらためて9条の大切さを強く感じました」(60代女性)などの感想が寄せられました。また、多くの参加者から共通して「これからも憲法や戦争体験の話聞きたい」という要望が出されました。
なお集いでは、開会前と閉会後に医療生協組合員による無料「健康チェック」と市保健師による「健康相談」コーナーに多くの人が訪れていました。
(高梁9条の会事務局・小阪洋志)
日本共産党岡山県高梁市委員会は14日午前、市内の7カ所で、東日本大震災救援募金と党のエネルギー政策を訴える3回目の行動を展開しました。
この行動には、三上孝子市議など5人が参加。街頭演説をしながら、道行く市民や訪問した商店なにチラシを配布し、しんぶん「赤旗」と募金箱を持って活動しました。 行動の結果、新しい読者はできませんでしたが、15,061円の貴重な救援募金が寄せられました。
募金の訴えに「よくがんばっておられますねぇ。日赤へ募金すると2割は『経費』なったり、被災者へ届くのが遅いので」とお札を入れる人、「いつもよく買っていただいているので」と快く応じる商店の人もありました。 高梁市委員会では、5月21日(土)にも同様の行動を行うことにしています。 (小阪洋志記)
高梁9条の会は11日夕方、市内のスーパー・ポルカ店前で、毎月行っている共同行動に取り組み、東日本大震災の救援募金の訴えと、5月22日開催の会結成6周年市民のつどいへの参加を呼びかけました。
会は、高梁市の文化団体として認定された「憲法9条を守る」ことを目的にした市民団体ですが「9条を守ることと被災者の命と安全を守ることは共通課題。憲法を生かした被災者救援・復旧こそ」と東日本大震災の緊急事態に即応して、毎月展開している署名活動に変え、前回、前々回に続き市民に救援募金を訴える活動に取り組みました。(写真)
この日の共同行動時間は大雨が降りしきる中、尾島英之代表世話人をはじめ10人の会員が参加。「救援の訴えと5月に開催する会結成6周年市民の集いの案内」を両面刷りしたチラシを配布。約1時間で、14757円の貴重な募金が寄せられました。寄せられた救援募金は、被災地域の9条の会を通じて被災者に届けることにしています。
5月22日(日)に会結成6周年 市民の集い(兼総会)
と き 2011年 5月22日(日) 午後1時30分~
ところ 高梁総合文化会館 レクチャールーム(2階)
記 念 講 演=平岡 敬さん(元広島市長)
私の戦争体験=石川 操さん(中井町津々在住)
(どなたでも参加できます。お気軽にぜひご参加ください=入場無料)
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高梁9条の会(憲法9条を守る高梁地域の会)に、高梁市から2011年4月18日付で「市の文化団体」としての登録証(写真)が交付されました。 会ではかねてから高梁市に対して「私たちの会の目的は『憲法9条を守り、戦争のない、平和でくらしと文化豊かな日本を』と草の根から活動している市民団体です。高梁市文化団体登録要綱に基づく『文化団体』として承認を」と申請していたもので、会からのねばり強い働きかけと関係市職員の真摯な検討の結果が登録承認となったものです。。
市の登録要綱では、「文化団体」とは「会則の制定、役員構成及び会費の徴収があり、継続的に文化活動を行っている会員10人以上の団体をいう」と規定されています。 なお、文化団体として登録されると、高梁総合文化会館や高梁市文化交流館を利用する際「会場使用料を70%減免」などの措置があります。
文化団体として認められたことについて、尾島英之、靍理恵子氏ら5人の代表世話人は「憲法9条を守って、日本はもちろん世界のすべての国が戦争をしないよう、地道ですが毎月継続して活動してきたことが評価されて大変うれしいですね。何よりも、高梁市民のご理解とご協力があってのことです。感謝しています。引き続き息の長い活動を続けていきましょう」と語っています。 (高梁9条の会事務局)
日本共産党高梁市委員会のやまびこ支部と共産党後援会は19日、市内の総合福祉センター会議室で「福祉・防災のまちづくりへ ! 市民の声を聞くつどい」を開き、読者、後援会員など17人が参加。活発な意見と切実な要望が出されました。 つどいいではまず、古川京美党准中央委員が、「東日本大震被災者の支援と復興、原発危機打開とともに原子力行政・エネルギー政策の転換をはかる共産党の政策・提言」について分かりやすく説明。三上孝子、難波英夫両市議が3月議会の報告とともに、市が作成している「防災マップ」の説明と全面見直しの必要性を強調しました。 意見交換では、「防災マップ」で指定されている「避難場所」に疑問と要望が集中。「大雨になると浸かってしまう河川敷きの運動場が指定されている。とんでもない危険なことだ」「市内を流れる高梁川の上流に複数のダムがある。もし決壊したら市街地は埋もれ流されてしまう。防災計画は最悪の事態を想定してつくるべきだ」「防災計画の中に”地震災害”の項目がないのは重大な欠陥だ。」などの声が出されました。 また、くらしの面では「国保税が高すぎる。私らもがんばるので議会でもがんばってもらいたい」「『朝霧温泉ゆ・ら・ら』へ税金をつぎ込むのはやめさせてほしい。それより国保や介護保険料の引き下げを」などの要望が出されました。 これらの声に、古川准中央委員と両市議は、丁寧に現状の問題点と党の政策を説明しつつ「引き続き市民の願いに寄り添い力を合わせてがんばる」決意を述べました。 参加した読者(75 )は「原発とエネルギーのことがよくわかり大変よかった。次回からは意見や要望を発言する時間を長くしてほしい」と感想を語っていました。